The Outline

 AX-1154Dは､0.0000mΩから1.5000kΩまでの超低抵抗を超高速サンプリング､熱起電力ならびにドリフトを自動的にキャンセルしながら測定するモードを有し､且つ自動トリミング値補正機能も装備されており､シャント抵抗器等の超低抵抗器のトリミングに最適です｡

 標準測定モード､トリミング測定モード共に抵抗値をそのまま表示する絶対値測定と､基準抵抗値をあらかじめ設定しておいて被測定抵抗物との偏差値を表示する偏差値測定の二種類が選択できます｡

 測定は4端子測定方式で低抵抗測定に適しており､当社の新開発の測定法により低抵抗測定時に大きな誤差要因となる熱起電力の影響をキャンセルしながら測定することを可能にしました｡また､数回の測定値の平均化処理を行い極めて安定な測定も可能です｡

 測定端子の接触状態を常時チェックするためのコンタクト･チェック機能が装備されていますので測定プローブの接触不良を測定端子別に判別することが可能です｡

 なお､オプションにより､GP-IBインターフェイスやRS-232Cインターフェイスを搭載することができ､各種設定データや測定値､判定結果をリモート制御することができます｡

オプション

●GP-IB ●RS-232C

※上記のオプションは､いずれか１種類しか内蔵できません｡